明治のお菓子として長らく多くの人に愛されてきた「きのこの山」。軸にクラッカー、傘にチョコレートのキノコ形をした、1975年からリリースされているご存じのお菓子です。そのきのこの山がMakuakeで3500台限定でリリースされることとなりました。
Makuake:遂に!本物の「きのこの山ワイヤレスイヤホン」が3,500台限定で発売開始します!|マクアケ – アタラシイものや体験の応援購入サービス
きのこの山ワイヤレスイヤホン
このプロダクトは「きのこの山」「たけのこの里」を日本以外にも広めるために、2023年11月17日(金)に世界中から関係者を集めて開かれた「KINOTAKE GLOBAL SUMMIT(きのたけグローバルサミット)」にて、発表されたました。
きのこの山イヤホンはもともとTwitter上で話題となっていた架空の製品でしたが、Makuakeにて資金を募り、3099人のサポーターからかなり多くの資金を集めることができ、商品化を行うに至ったようです。さらに、おもちゃのような形だけを似せて作っただけでなく、機能もしっかりと備わっているイヤホンとなっています。
同時通訳機能
全世界とのコミュニケーションを行える「144言語対応の同時自動翻訳機能」が付属しています。スマートフォンなどで専用アプリをダウンロードするとことで可能になる機能のようで、外国語に変換する「スピーカーモード」と相手との会話がリアルタイムで翻訳される「同時翻訳モード」の2種類を選んで使用可能。イヤフォン型リアルタイムAI翻訳機「Wooask」を手がけるウェザリージャパン協力のもと、翻訳も数種類の翻訳エンジンを搭載しているようで精度もかなり優秀とのことです。
もともとキノタケを世界に広めたいといったプロジェクトで製造が決まったように、この同時翻訳でこの場の壁もスムーズに乗り越えて、キノタケも日本だけではなくグローバルに展開されることを期待したいですね。
本物っぽさ
きのこの山はクラッカーと傘の部分のチョコレートがあり、イヤホンはきのこの形状を活かした傘の部分になるのかと思いましたが、イヤーパッドは傘を半分にしてその横に付属していますので、装着するときのこの山が耳にぶら下がっているように見えます。
ワイヤレスイヤホンには充電するケースが伴いますが、このケースは本物のきのこの山が入っている本物のケースと同じデザインとなっているので視覚的にも楽しめる仕様です。
IPX4
きのこの山ワイヤレスイヤホンは防塵・防水機能の国際規格に準じており、そのIPX4に準拠しています。数字の部分は大きければ大きいほど、強い規格であることを表しており、きのこの山イヤホンは4となっているのでそれほど強いわけではなく、水の中に落としてしまえばおそらく壊れてしまう程度だと思います。ただ、軽い水しぶきなどを浴びても問題はなく、あるとうれしい機能だとは思います。
その他の機能や性能
その他にもデュアルマイクとノイズリダクション機能などが備わり、質の良いワイヤレスイヤホンとなっているように思います。価格:2万9800円。性能としてはBluetooth 5.3準拠。コーデックはSBC、AAC、aptXをサポート。周波数帯域は20Hz〜20kHz。連続再生時間はイヤフォン単体で6時間、充電ケース併用で20時間。充電時間はイヤフォンが1.5時間、充電ケースが2時間。重量はイヤフォン片側約5g。充電ケースは約50gとなっています。
たけのこの里は?
きのこの山は人気があるお菓子ですが、リリースされた年代も近く姉妹関係でもある同じ明治から発売されている「たけのこの里」も人気があり、きのこの山とたけのこの里を合わせてキノタケと言われたりしています。きのこの山はクラッカーが使用され、たけのこの里ではクッキーとなっており、味の違いもありそれぞれの好みでファンも分かれていますね。
きのこの山だけワイヤレスイヤホンがリリースされているのは、たけのこの里のファンの方には納得いかない所だとは思いますが、イヤホンができたのもTwitterでたまたま話題になったことから発生したので、偶然で仕方のない所。ただ、それでもしっかりとたけのこの里の企画も考えられているようですので情報を待ちたいですね。