レトロな電気ストーブを6選。アラジンやブルーノなど

まとめ

電気の力を使って部屋を暖めることができる電気ストーブ。赤外線から発せられる熱を使い、寒い冬にぽかぽかと温まりたい人には最適な暖房器具で、人気も高いアイテムです。カーボンやセラミックといった種類もあり種類も豊富。デザインもさまざまですが、ここではレトロなデザインを採用したおしゃれな電気ストーブを紹介していきたいと思います。

電気ストーブとは?ファンヒーターとの違いなど

電気ストーブはコンセントを入れて、スイッチをオンにするだけで起動でき、持ち運びも比較的容易なために家庭で親しまれている暖房器具の一つです。電気の力を使っているのが特徴で、さまざまなタイプのものがあり、一般的にはガスや石油といった燃料を必要としないで、電気を通すと熱を発するカーボンやシーズーといった様々な発熱体を使い、電気エネルギーを熱エネルギーに変換して周囲を温めるものを指します。
ガスや石油を使うものでも電気ストーブの一種だと思いますが、それぞれガスストーブ、石油ストーブと分けられ、その他に、同じく電気の力を使って温める暖房器具にファンヒーターなどがあります。こちらはファンを内蔵して温風を広範囲に送り出し、効率的に部屋を暖めることができるタイプで、赤外線を放射して直接温める仕様のため、ここでは電気ストーブとは別として扱っていきたいです。

電気ストーブの種類

電気ストーブは内蔵されている発熱体によって、いくつかの種類に分けられます。

カーボンヒーター

発熱体に炭素繊維を使用しており、炭素繊維に電気を流して熱を発生させる遠赤外線のヒーターです。遠赤外線を放出するので体の芯から温まり、また即暖性に優れており、製品は小型で持ち運びしやすいタイプになりますが、ただ、暖房能力は低く、部屋全体を温めるよりも足や腰などの部分を温めるような使用に向いています

グラファイトヒーター

発熱体に黒鉛(グラファイト)を利用したヒーターです。カーボンと同じ炭素を材料とし、その中でも黒鉛化されたものをグラファイトと呼び、カーボンの上位版として扱われています。
そのため、カーボンヒーターと同じ原理で熱を発しますが、より立ち上がりが早く、赤外線の照射量が多いため、広範囲にわたって温めることが可能。ただその分価格も高い製品が多くなります。

ハロゲンヒーター

ハロゲンランプを発熱体とするタイプのヒーターです。ハロゲンランプは電球の一種で、内部のフィラメント(細い金属の線)に電気を流して発熱させ、強力な熱を発し即暖性も高いですが、カーボンと同じく部分的な暖房に最適で、広範囲を暖めるには不向きな点があります。

シーズヒーター

ニクロム線を絶縁材で包み、金属管で覆ったものを発熱体とするタイプのヒーターで、発熱体が破損しにくく安全性が高い特徴を持ちます。また、他のヒーターと比べて放出される遠赤外線量が多く、しっかりと体が温まり、広範囲を渡って温めることが可能です。

石英管ヒーター

石英管は石英(二酸化ケイ素)を溶かしてガラス化させたガラス管のことで、内部に発熱体があります。遠赤外線を放射して体を芯から温めるタイプのヒーターで、メリットとしては遠赤外線によって身体の芯から暖まり、ハロゲンヒーターなどと比べて安いですが、乱暴に扱うと石英管が割れる恐れがあり、温まるまで時間がかかるといったデメリットがあります。

電気代はワット数が低いほどが安くなりますが、一般的に、光熱費が安いとされるのは「シーズヒーター」です。さらにシーズヒーターは広範囲にも一番温めることができ、即暖性が高いのはカーボン・グラファイト、価格が安いのは石英管ヒーターになります。

電気ストーブの選び方

電気ストーブはデザインの優れたものも多く、単なる暖房器具としてではなくインテリアの良いアクセントにもなるアイテムです。部屋に合わせたデザインの製品を選ぶと、自然と馴染み、統一感のある空間にすることができると思います。レトロなデザインのものは、割とどんなスタイルの部屋にもマッチしやすいのでおすすめです。
また、部屋のサイズに関係なく、大きなものを選んでしまうとそれだけが浮いてしまい、インテリアを損ねてしまいますが、電気ストーブの場合はサイズに関してはそれほど大きなものはありませんので、気にする必要はないのかもしれませんが、それでも部屋の大きさとマッチするように、しっかりとサイズはチェックしたほうが良いでしょう。

デザインの他にもチェックしておくべき要素がありますので、詳しく見ていきたいと思います。

適用畳数をチェック

電気ストーブは部屋全体を温める暖房器具というよりも、スポット的に温める用途が高く、そのために適用畳数は低くなっているものが多いです。自分のお部屋の広さを考えて、マッチした適用畳数の製品を選ぶのが良いのですが、基本的には他の暖房器具と併用することでより良さがいきるのが電気ストーブだと思いますので、そこまで正確にチェックする必要はないのかもしれません。
しかし、首振り機能などがあるものは全体を温めやすくなりますのでチェックしたいです。

電気代・消費電力をチェック

電気ストーブの消費電力はW(ワット)数で表され、ワット数が高ければ暖房効果が高い反面、それだけ電力が多く必要になり、電気代も高くなります。ただ、ほとんどの電気ストーブには温度調節機能がありますので、ワット数を低い設定にすることで電気代を節約することができ、目安としては消費電力が400Wの家電製品の場合、1時間の電気代は12円と言われています。スポット的に温める場合には400Wでも十分に温かいです。
また、必要のない場合は電源がオフになるタイマー機能などがあるとより節約にもなります。

安全性能をチェック

電気ストーブは高温になり、火傷や火事のリスクを伴う家電です。そのため、万が一倒れても自動で電源が切れる「転倒時自動オフ」、一定温度を超えた際に自動で停止する「過熱防止機能」、その他、全面にガード付いて、表面温度が高くならないものなどがあります。
動物を飼っていたり、小さいお子様がいる方などは、こういった機能があるのかは是非チェックしたい所ですね。

以上になりますが、ここからは実際にレトロでおしゃれな電気ストーブを紹介していきたいと思います。

Aladdin (アラジン) 電気ストーブ 遠赤グラファイトヒーター

鳥かごを連想させる可愛らしいフォルムが特徴のアラジンの遠赤外線赤グラファイトヒーター 「CAH-G42GD-G」。丸い大型ガードと内蔵の温度センサーを内蔵し、高い安全性を誇るストーブです。
株式会社千石の特許技術であるグラファイト結晶化した素材を使用し、高熱伝達性を実現し、立ち上がりの速さが特徴。伝統的なレトロスタイルを持つアラジンのストーブと、株式会社千石の技術が融合した製品となっています。

サイズ:W190 x D190 x H548mm
電力:電力切替:400W/200W
仕様:-

アイリスオーヤマ 電気ストーブ ブラックコート IEHDB-800-H

懐かしさを感じるデザインのアイリスオーヤマのインテリア家電「IEHDB-800-H」。懐かしく、ぬくもりを感じるインテリアに馴染みやすいデザインの、コンパクトな電気ストーブです。
上部には取っ手が付き持いて運び安く、下部にスタンドが付きしっかりと本体を支え、床が熱くなるのも防いでくれる、電気ストーブではあまり見慣れない形状はレトロでスタイリッシュ。ステンレス管をブラックコートでまとうことで遠赤外線が多く放出され、身体の芯まで暖かくなる特徴も持ちます。

サイズ:40×:15.6×:37.7cm
電力:800W
仕様: 転倒時電源OFF、温度ヒューズ機能

東京Deco 電気ストーブd000

インテリア性の高いレトロ調デザインが特徴の東京Decoの電気ストーブ「d000」。軽量設計で取っ手が付いて持ち運びやすいため、容易に部屋の好きな場所に設定することが可能。どこに設置するのかを考えるのが楽しくなるようなおしゃれな製品ですね。
ただ、同じような見た目のものが他のメーカーでも見られるので、オリジナルではないと思われますが、転倒時自動off機能や、加熱防止機能などの安全機能はしっかりと備えられています。

サイズ:約260×250×395mm
電力:弱/350W 強/750W
仕様:自動OFF機能搭載、過熱防止機能

BRUNO(ブルーノ) カーボンヒーターNostalStovewide

BRUNOの写真映えするカーボン式の電気ストーブ「NostalStovewide」。1000Wとかなり高い出力を持つパワフルなカーボンヒーターで、レトロなデザインながらもタイマーや転倒時オフ、8時間連続運転停止といったさまざまな機能が搭載されています。
特に首振り機能を備えているため、スポット的に温めるだけでなく、周辺も暖かくすることが可能。また、スリムな形状で設置する場所を選ばない点などもメリットです。

サイズ:W214×H614×D214mm
電力:出力無段階調節(500W~1000W)
仕様:OFFタイマー(1/2/4時間)、転倒時自動運転停止機能、温度過昇時停止機能、連続運転時(8時間)自動停止

hermosa(ハモサ) Retoro Heater

ハモサのロングセラーストーブの「HK RETRO HEATER」。ヴィンテージ感のあるおしゃれなデザインが特徴的で、クラシックな石英管のヒーターです。ウォールナットの風合いが温かみがあり、オレンジに光る石英管がノスタルジックな雰囲気を作る人気の電気ストーブですが、現在は入手が難しく、メルカリなどの中古で購入が可能です。

サイズ:W:410 × D:174 × H:303
電力:400~800W
仕様:-

Apix(アピックス) ランタンカーボンヒーター ACH-392

印象的なランタン型が特徴のアピックスランタンカーボンヒーター「ACH-392」。ランタン型らしい、家の内と外をつなぐ「SOTOMO」シリーズからの製品となります。
軽量・小型・ハンドルを備えており持ち運びもしやすく、テラスまで持ち運びキャンプ気分で足元を温めるのも良さそうですね。スイッチのONOFFがあるだけののシンプル設計で、タイマーや温度設定がでず、少し機能性は足りないと思わせるかもしれませんが、他にはないレトロデザインの雰囲気を楽しみたい電気ストーブです。

サイズ:約W230×D210×H420(mm)
電力:-
仕様:転倒OFFスイッチ

以上になります。いかがでしたでしょうか。寒い冬でもレトロなお気に入りのストーブで、快適に過ごしていきたいですね。参考にしていただけたらと思います。