レトロなサーキュレーターを6選。ボルネード、ダルトンなど

まとめ

部屋の空気を循環させるのに便利な家電サーキュレーター。羽を回すことで風を送る仕組みは扇風機と似ており、形状も同じように見えますが、空気を循環させる目的のサーキュレーターとは役割が異なります。扇風機の方がどちらかといえばポピュラーで、数も多いですが近年はサーキュレーターの種類も増え、レトロなデザインのものもいくつか見受けられますので紹介していきたいと思います。

サーキュレーターの役割

参照:https://www.cucina-shop.net/view/item/000000002473

サーキュレーターは部屋の空気を循環させる役割のある電化製品で、同じように羽を使って風を送る扇風機と似ていますが、風を直接浴びて涼む役割の扇風機とは役割に違いがあります。サーキュレーターは主に暖房や冷房などから出る冷たい空気や暖かい空気を循環させることで、部屋全体を同じ温度に保つことができるためにエアコンなどと併用して使うことで、存在感を発揮することができます。
サーキュレーターは直線的に長い風を送ることが特徴で、その風は壁や天井に沿い、部屋全体の空気を循環させることが可能となります。扇風機と違いサーキュレーターに首を振る機能がないものが多いのは、より直線的に風を送る必要があるためのものです。

メリットは?

サーキュレーターを使うメリットとして、換気、衣類の乾燥、節電といったメリットがあり、部屋中の空気を循環させるので、隅の淀んだ空気を集めて換気はしやすく、また、循環させている空気が衣類に当たるので乾燥させやすくするのは分かりやすいと思います。
また、暖かい空気は上昇し、冷たい空気は下降する性質があり、それをサーキュレーターの風で循環させることで部屋中の温度を均一に保つことができます。体感として設定温度を夏の場合では2度ほど上げても同じ体感温度を感じることができ、サーキュレーターとエアコンを併用した方が弱冠ですが、電気代が安くなるといったデータがあるようです。

もちろん風を体に当てることで扇風機のような使い方はできますし、その他に多くのメリットを受けることができるのは良いですね。そのサーキュレーターを選び際にはどのような点に気を付けて良いのかを見ていきたいと思います。

一般的なサーキュレーターの選び方

風の強さ

サーキュレーターには空気清浄機などの適用面積となる共通の基準がなく、各メーカーが独自に計算して何畳用といった数値を掲載しているので、それをもとに自分の生活にマッチしたものを選ぶことになります。
メーカーによっては何畳用と風の強さごとの製品をリリースしている場合もありますが、風量設定ができるDC(直流)モーター搭載モデルを選ぶことで、部屋の広さに応じた調整が可能となります。ACモーター搭載モデルではこういった風量変更はできませんが、価格の面では安い特徴をもちます。

静音性能

強い風が特徴のサーキュレーターだけに、扇風機と比べると音が気になる場合があります。音の場合はdB(デシベル)値といった音量を示す共通の数値がありますので、こちらを参考に静音性の良いものを選ぶことが可能です。
デジベルには20~90までの数値があり、数値が小さいほど静かになり、睡眠に影響を与えないほどの静音にはおおむね35~45db(デシベル)が目安となるといわれています。

角度調整

サーキュレーターの中には扇風機のように首振り機能が付いているものもあるようですが、まっすぐに遠くに風を送る役割があるため、かならずしも必要な機能ではなく、ただ、角度が調節できるタイプならば、好きな方向に送ることができるため便利な使い方もできるように思います。
上に角度を向けられるものならば、階下から上に向けて風を送りるのに本体を傾けたりする必要はないため、角度調整はできるほうがメリットは多いです。

デザイン

サーキュレーターは一般的な家電ほど多くのメーカーからリリースされているわけではないので、デザインの種類も多くはありませんが、その中でもやはりレトロなデザインの製品はおしゃれ感が強く、インテリアとしても良いアイテムとなるためお勧めしたいタイプです。

レトロデザインなサーキュレーターもあまり多くはありませんが、その中から5つほど紹介していきたいと思います。

ボルネード VFAN2

1945年に世界で初めて飛行機のジェットエンジン技術を応用して作られたというボルネードのサーキュレーター。そのサーキュレーターの初代のデザインをそのまま踏襲している「VFAN2」。アーミーグリーンのデザインは当時のままなので、さすがにレトロ感がありおしゃれ。プラスチックとは違う金属製の質感も魅力的で、和にも洋にも自然に溶け込みやすいと思います。
航空力学を応用してつくられた風は竜巻状となり遠くまで到達させることができ、こちらのコンパクトなタイプでも約24畳までの部屋の風を循環させることが可能です。

サイズ:幅31×奥行21×高さ35
重量:3.7kg
首の上下の可動域:360°
適用畳数(畳):~24
素材:鋼板、ポリプロピレン、ABS樹脂

ダルトン AIRCIRCULATOR

所有する楽しみを追求したとされるダルトンのサーキュレーター「AIR CIRCULATOR」。インダストリアルでレトロなデザインはアメリカンなダルトンらしさのあるアイテムとなっているのではないでしょうか。0°〜90°で角度調整が可能。風量は3段階での調節でき、背面にはコードホルダーなどが搭載。
どっしり構えた金属製の剛健なボディは、工業デザインの美しさを存分に感じさせてくれ、機能性よりも、おしゃれなアイテムとしてもインテリアに設置する楽しさを味わいたいサーキュレーターだと思います。

サイズ:H.400mm W.380mm D.210mm
素材:スチール(粉体塗装・クロームメッキ)、ABS樹脂、アルミニウム
カラー:BLACK / IVORY
価格:20900円(black) / 19800円(ivory)

±0 プラスマイナスゼロ サーキュレーターXQS-C311

2012年にグッドデザイン賞を受賞しているプラスマイナスゼロのサーキュレーターの後継機「G311」。シンプルなデザインと、日本の住宅事情を考えてコンパクトに作られた形状が特徴のロングセラーとなるサーキュレーターです。レトロさは少し弱いかもしれませんが、とても素敵なデザインをしていると思います。
年中置いていても場所をとらないコンパクトさはメリットですが、小さくてもしっかりと直線的な風を送ることができ快適な室内を作ることが可能。また、扇風機としても使えるONOFFのタイマーも搭載されており、二つを同時にセットすることもできるようです。

サーキュレーター G311
サーキュレーターG311

サイズ:H325.0×W250.0×D240.0mm
重量:約2.5kg
首の上下の可動域:左右約70° 上のみ約60°
適用畳数(畳):‐
素材:スタンド、モーターカバー、ガード:ABS樹脂

東京Deco ハイパワー 大型 サーキュレーター

Version 1.0.0

5つの羽をもち、回転数1150rpmの大風量が特徴の東京Decoのサーキュレーター「スリムボックスファン」。大きく大風量ならではの風は直線的で遠くまで届かせることができ、お部屋の隅々の空気をしっかりと循環させてくれます。
ビッグサイズながらも軽量スリムな設計で、上部に持ち手なども搭載されているので持ち運びも快適に行え、お部屋の好きな場所に楽に設置が可能。こちらはスクエアタイプになりますが、その他にもサークルやコンパクトなタイプなどがラインナップされており、その中でもレトロなデザインがこちらのスクエアタイプになります。

サイズ: 約幅54.5×高さ51×奥行10.5cm
重量:約2.5㎏
首の上下の可動域:‐
適用畳数(畳):‐
素材:‐
騒音レベル:65 dB

Stadler Form Otto バンブー サーキュレーター

フレーム素材に竹を使い、自然のぬくもりを感じさせる エコロジカルなスタッドラーファームのサーキュレーター「Otto」。ナチュラルなデザインはレトロで、メカニカルなものにはない自然の温かみを感じさせてくれ、インテリアにも馴染みやすいメリットもあります。
背面には風量を調節する3段階調節ダイヤルがあるのみのシンプルな設計。少し上向きの本体は部屋全体に対流を起こし、夏場は涼やかで快適な空間を作り出します。

Otto | Stadler Form
自然のぬくもりを感じさせる エコロジカルなサーキュレーターフレームは地球環境に優しい、ナチュラルなバンブーを使用*1。自然のバンブー素材をあしらった、涼しげなデザインで竹の持つ生命力やしなやかさを表現。

サイズ:W35xD24xH37.6cm
重量:約3.1kg
首の上下の可動域:‐
適用畳数(畳):‐
素材:バンブー(フレーム)、スチール(ファン・ガード)
騒音レベル:42 – 60 dB(A)