あらかじめ決められた時間に、アラームを鳴らしてしてくれる目覚まし時計。主に朝に起きる際に使用され、音だけではなく振動などを使い目覚めさせてくれる便利な時計です。家庭にも広く普及していますが、現在ではスマートフォンがアラームの機能も備えているため、目覚まし時計としてはインテリアの良いアクセントになるような、デザイン性を求められるようになってきているようです。ここでは素敵なデザインの目覚まし時計から、特にレトロ調なものを紹介していきたいと思います。
目覚まし時計の種類
目覚まし時計を大きく分けると針の位置で時刻を表すアナログ式と、数字で表すデジタル式の2種類があります。
アナログ
アナログはクラシックなデザインで温かみがあり、インテリアとしても楽しめるタイプが多いのが大きな特徴です。デジタルと比べて構成がシンプルなので壊れにくく、機能が豊富ではないため消費電力も少ないといったメリットもあります。しかし、アラーム音を選べないなど、機能性は低く、さらに時刻設定に少し手間がかかるタイプが多いといったアナログならではのデメリットもあり、どちらかというとデザイン重視で、インテリアを楽しみたい人に向いているタイプです。
デジタル
デジタルとアナログのどちらが時刻を見やすいかは個人差になりますが、デジタルの方が一般的には視認性が高く、暗い場所でも見やすく、一目で分かりやすい仕様です。スヌーズ機能、タイマー、温度計、カレンダー、Bluetooth接続などの機能が多いモデルが多く便利ですが、液晶表示やアラーム音など、機能が多いほど消費電力も高くなります。
どちらを選ぶかはデザイン性か機能性のどちらを重視するのかによることになりますが、ただ、音楽再生などの多機能を求めず、朝にアラームをかけるシンプルな使い方ならば特にデザイン重視の、アナログ目覚まし時計でも十分ではあると思います。
ここではレトロなデザインのアナログなものを紹介していきたいと思いますが、レトロに限らず一般的な目覚まし時計の選び方や、注意点なども見ていきたいと思います。
目覚まし時計の選び方
アラーム音
目覚まし時計のアラームは、音以外にも振動や光などで起こしてくれるものがあり、中でもやはり大きな音で起こしてくれるものが一般的ですし、起きやすく定番人気があるようです。
ジリリといったベル音や、「ピピピ」といった電子音、その他に自然音、メロディなど、多くのアラーム音があり、自分の好きな音で起こしてくれる製品を選ぶのが良いと思いますが、スマート目覚まし時計やスマホ連動型では、自分で効果音を選ぶことができる製品もありますので、自分にマッチした音が分かりにくい場合は、こういった選べるものが良いでしょう。
また、深い眠りでなかなか起きれない人は大音量の機能があるものが良く、ストレスを感じなく置きたい人は自然音やメロディの音のもの向いています。
電源タイプ
目覚まし時計の電源には、コンセントがない場所でも使える電池式、電池を購入するコストがないACアダプターのコード式、環境にやさしいソーラー、場所を気にせずコスパも良い充電式などのタイプがあります。
それぞれ良さがありますがデメリットを考えると、電池式が一番効果的なようです。例えばACアダプター式では場所が限定され、ソーラーでは暗い場所では使えず、充電式では充電する手間があり、忘れると使えなくなります。
電池式の場合では、コストや交換する手間が心配になりますが、目覚まし時計の場合は使用する電力が非常に低く、電池一つで何年も交換しなくても問題ない設計となっているため、コストや手間が少なく、そのため電池式を採用している場合が多いです。
目的に合わせて選ぶ
目覚まし時計にはさまざまなタイプがあり、それぞれ使うシーンや目的によりマッチしたものも違ってきます。外出先やアウトドアで使う場合は持ち運びに優れたコンパクトなもの、高齢者や視力が弱いひとなどには、デジタルの大きな数字が表示され、ボタンなどのシンプルな設計なものが良いでしょう。また、デザインも子供の部屋で使う場合は可愛らしいものなど、設置する場所が決まっている場合はインテリアにマッチしたものを選びたいです。
以上になりますが、ここからは実際にレトロな目覚まし時計を見ていきたいと思います。
Dulton(ダルトン) アラームクロック 100-053Q/YL
足つきの可愛らしいダルトンの目覚まし時計「100-053Q/YL」。ダルトンらしさのあるアメリカンレトロなデザインが素敵なアイテムです。カチコチと音がしそうなアナログ感がありますが、スイープムーブメントを採用して静かな設計であり、さらにコンパクトなのでどこにでも起きやすいのも特徴です。
背面には時刻調整つまみと、アラーム調整つまみ、上部にはアラームスイッチとシンプルな構成で、多くの機能を備えてはいませんが、アナログの時計らしさがあって良いのではないでしょうか。
サイズ:高さ110mm 幅90mm 奥行70mm
TWEMCO(トゥエンコ) DESK TOP ALARM CLOCK AL-30BK
数字がパタパタと切り替わるユニークな表示方式を特つTWEMCO(トゥエンコ) のデスクトップアラームクロック「AL-30BK」。デジタルながらレトロなアナログ感のある、ユニークな時計です。TWEMCOは1960年代に設立された、パタパタクロックで世界的に有名なメーカーであり、パイオニアになります。多くのモデルがありますが、AL-30BKは代表的なモデルで、ドイツ製の高精度ムーブメントを採用しており、正確な時刻を刻みます。機能的には優れてはいないかもしれませんが、アラームがあるだけで十分と思わせる優れたデザインの目覚まし時計です。
サイズ:W200/H105/D75(mm)
電源:単二電池1本
KIKKERLAND(キッカーランド) Classic Alarm Clock
ユニークで楽しいインテリア雑貨をリリースされているキッカーランドの、レトロテイストな目覚まし時計「Classic Alarm Clock」。四角いボディに丸い表示でやさしい雰囲気のあるデザインがかわいらしいですね。
見た目よりも大きくはなく、コンパクトな設計をしており、秒針の音も気にならない程度のようなので寝室にも設置が可能。ただ機能性はあまり高くはなく、耐久性も弱いといった場合もあるようです。
サイズ:W8.9×D4.4×H7.6cm
CASIO(カシオ) 目覚まし時計 TQ-159-9JF
イエロー、グリーン、クリームなどの5つのレトロカラーをラインナップされているカシオの目覚まし時計「TQ-159-9JF」。フロントケースにはシルバー蒸着を施し、文字板にはレトロポップなカラーに合うホワイトベージュを採用、レトロ感を強めたデザインを作っています。
文字盤も見やすいですし、スヌ-ズ機能、ライト点灯の機能を備え、クラシックな素敵な目覚まし時計です。また、一秒一秒止まるステップ秒針を採用しているですが、カチコチと音はせず、静音性の高い仕様で寝室などにも設置しやすいようです。
サイズ:(約)高さ9.1×幅10.9×奥行き6.2cm
アラーム:電子音
ARNE JACOBSEN(アルネヤコブセン) 置き時計 目覚まし時計STATION
モダンデザインを代表する建築家であり、デザイナーの「アルネヤコブセン」。建築物や家具など、時代を超えて愛されるものをデザインされてきましたが、時計も有名で、中でもデンマークの鉄道駅に設置された掛け時計は、鉄道だけにSTATIONの呼び名が付いた人気が高いモデルです。
アラビア文字をつかった文字盤のバリエーションが定番ですが、こちらは一般的な数字を使用。よりポップなイメージが強いスタイルで、こちらは機能的にはシンプルだと思われますが、他にアラーム、スヌーズ機能、そして時計上部のタッチセンサーによって作動するライト機能を備えたモデルなどもラインナップされています。
サイズ:11幅 x 11高さ cm
BRUNO レトロポップアラームクロック BCA021-RD
コンパクトホットプレートで有名なブルーノの目覚まし時計「レトロポップアラームクロック」。家電のイメージのあるブルーノですが、ライフスタイルブランドとして、キッチンやインテリアのアイテムなどもラインナップされており、目覚まし時計なども多くリリースされています。
中でもこちらのレトロポップアラームクロックは、本体と針のカラーの違いや、ポップなフォントが愉しめるキュートなデザインが特徴の目覚まし時計。本体背面にはスタンドが付き、角度の調整が可能。コンパクトなタイプなので、旅行や出張にも持ち運ぶことができるタイプとなっています。
サイズ:W78×H78×D33mm/重量:110g
機能:スヌーズ
電源:単3形乾電池x1
MAG(マグ) 目覚まし時計 T-755 AG-Z
ツインベルとスチールで作られたボディが、アンティークな雰囲気を持つMAGの目覚まし時計「T-755 AG-Z」。MAG(マグ)は1982年の誕生から時計を中心に活動しており、多くの目覚まし時計をリリースされているメーカーです。
こちらのT-755 AG-Zは、小さいながらも二つのベルを使い、とても大きなベル音アラームを持つモデルとなっており、朝の弱い方に最適なアイテムとなっています。レトロなかわいい雰囲気のデザインを持ち、さらにスヌーズ機能やライト、連続秒針と機能性も備えた目覚まし時計です。
サイズ:8.8幅 x 12高さ cm
機能:ベル音アラーム、スヌーズ機能、ライト、連続秒針
電源:電池(単3マンガン乾電池×1 )
以上です。いかがでしたでしょうか。インテリアにマッチした目覚まし時計で、気持ちよく朝を迎えたいですね。参考にしていただけ得たらと思います。