朝食にパンを食べる人などは一台は持っておきたい調理家電のトースター。昔からある伝統的な製品で、たくさんのメーカーからさまざまなトースターがリリースされています。
近年ではデザイン性の高いものも多く、どれを選べばよいのか迷うこともあるのではないでしょうか。ここでは機能性が高く、おしゃれでレトロなトースターを厳選して紹介していきたいと思います。
トースターとは。種類など
パンをおいしく焼くことができる調理家電のトースター。スライスしたパンを電気の力で加熱し、こんがりと焼きあげ、香ばしいカリカリの食感を楽しむことができる便利な家電です。そんなトースターにはポップアップ式と、オーブンタイプの2つの種類がありますが、それぞれに違いがあるので、まずはこちらを詳しく見ていきたいと思います。
ポップアップ
焼きあがると同時にパンがホップして出てくるポップアップトースター。パンをスロットに入れ、レバーを下げてボタンを押すだけで焼くことができる、単純な構造を持つ昔からあるタイプのトースターです。誰でも使いやすく、また、短時間で焼くことできるので、忙しい朝でも使いやすいといったメリットがあります。
しかし、焼くことができるのがパンだけに限られ、一度に焼ける焼けるパンも少なく、パン以外も焼き、大量に焼く場合にはオーブントースターの方が向いている機種が多いです。
オーブントースター
電子レンジやオーブンと同じような形状をしているオーブントースターは、パンだけでなく、ピザやグラタンなども焼ける小型のオーブン機能を備えている調理家電です。
庫内が広いものが多く、幅広い調理が可能で、温度調節機能、タイマー機能など機能性が高いなどの多くのメリットがあり、機種により加熱方式などもさまざまなものがあります。ただ、ポップアップと比べると手軽さはなく、コストの面でも高額なものが多くなっています。
どちらのトースターもそれぞれに良さがありますし、それぞれにレトロ感のあるデザイン性の高いものがあります。手軽にパンを焼きコストを抑えたいならポップアップ、焼きにこだわり、他の食材も調理したい場合はオーブントースターが良いかもしれません。
トースターの選び方
トースターは機能性はもちろん、見た目も重要視され始め、さまざまなデザインのものがリリースされています。ミニマル、メタリック、カラフルといったものの他、特にレトロなデザインは多く、キッチンインテリアにマッチしたものを選びたい所ですが、デザインの他にもサイズ、加熱方式、お手入れのしやすさなど、選ぶ上での大事の要素がありますので、こちらを詳しく見ていきたいと思います。
サイズ
トースターは庫内の広さに違いがあったり、ポップアップの場合にはスロットの数に違いがあったりとさまざまです。一人暮らしの場合では、1,2枚焼きの小型トースターで十分ですし、家族で使う場合は4枚焼けるような庫内の広いものがおすすめ。ポップアップの場合は多くても2枚焼きがほとんどなので、サイズもそれほど大きくはないのですが、オーブントースターの場合は庫内の広いタイプはサイズも大きくなりますので、設置するスペースなども考える必要があります。
加熱方式
ポップアップトースターは基本的に電熱線により焼き上げますが、オーブントースターの場合は食材の内部までじっくり加熱できる遠赤外線ヒーター式、短時間で高音になり素早く焼けるグラファイトヒーター式、その他、スチーム式などさまざまな加熱方式があります。
中でもスチーム式は水蒸気による加熱方式で、食材を蒸しながら焼き上げ、食パンの場合は外はカリっと、中はモチモチといった理想的な焼き加減を作り、よりおいしくパンが焼ける方式です。バルミューダで採用され、おいしさから話題となり、他のメーカーのものなど現在は増えてきています。自分の理想の焼きあげを考えて加熱方式なども注目して選択したいですね。
お手入れのしやすさ
お手入れのしやすさも選ぶ上で重要なポイントの一つで、オーブン、ポップアップのどちらもパンくずトレイが付いていますので、引き出し式で取り出しやすいかを確認しましょう。
また、オーブンの場合は庫内がフラットであるか、焼き網は取り外すことができるか、またコーティングされて汚れが付着しにくいかなど、チェックしたい所も多く、ポップアップもスロット内は洗いやすいかといった点がありますが、単純な構造のポップアップに比べると、オーブン式は洗うのが大変なタイプと言えます。
以上になりますが、ここからは実際にレトロなデザインのトースターを見ていきたいと思います。
De’Longhi (デロンギ) ポップアップトースター アイコナ・ヴィンテージ CTOV2003J-BG
デロンギのアイコナ・ヴィンテージコレクションのポップアップトースター「CTOV2003J-BG」。アイコナシリーズはイタリアの伝統的なデザインと、最新の技術を融合させた家電のシリーズで、おしゃれな家電が揃いますが、トースターも50年代風レトロスタイルを採用した、スタイリッシュなデザインで人気のアイテムとなっています。
無段階調整ダイヤルで焼き加減を自在に調整でき、4枚切りから10枚切りまでの幅広いパンにも対応。中はふわふわ、外はこんがりの焼き加減にこだわった、おいしいトーストを味わうことができるポップアップトースターです。
サイズ:本体:幅195×奥行330×高210mm 本体重量:2.0kg
レコルトスライドラックトースター RSR-2
80年代にあった脚つきのテレビのようなレトロなデザインを採用したレコルトのスライドラックトースター 「RSR-2」。トーストの他、さまざまな料理をすることができるオーブンタイプのトースターです。
特徴的な脚は着脱が可能で、インテリアに合わせて使い分けられますが、足があることでトースター下のスペースを使うこともできるので機能的。持ち手を握って引き出せるオリジナルのスライドラックを採用しており、スムーズに使うことができます。
サイズ:本体:約 幅27.0 × 奥行35.0 × 高さ27.5cm
アリエテ ポップアップトースター155BL
イタリアらしいデザイン性の高い家電をリリースするアリエテのトースター。こちらも丸みのあるレトロなデザインが素敵なポップアップトースターとなっています。コンパクトで馴染みやすいデザインを採用しているので、キッチンやリビングにも設置がしやすい特徴を持ちます。
また、トースト、温め、解凍の3つのモードがあり、取り消し、温めなおし、解凍と3つのボタンを備え、直感的に分かりやすい仕様。6段階の焼き色調節、トレイ式のパンくず受けも設定され、使いやすさも魅力的です。
サイズ:幅30×奥行19×高さ20cm
Monochrome(モノクローム) コイズミ オーブントースター MOS-1028/W
レトロでかわいく、シンプル&コンパクトなMonochromeシリーズののトースター「MOS1028/W」。
総合家電メーカーのコイズミの製品で、角に少し丸みをもたせ、マットなカラーリングを採用。おしゃれなクロム風のパーツを備え、温かいレトロな雰囲気のあるデザインとなっています。
両面焼き、上面焼き、下面焼きのそれぞれの3段階の切り替えダイヤル、最大15分のタイマー、パンくずの取り出しが簡単にできるトレイ付き。一通りの機能性もしっかりと備え、価格も安くコスパの良いトースターです。
サイズ:幅31.5×奥行25.5×高さ23cm
SMEG(スメッグ) トースター
50年代レトロスタイルを採用したSMEG(スメッグ)らしい独特なデザインが魅力のトースターです。人気の製品なので、パステルカラーからシックなモノトーンや、さらにイギリスをモチーフとしたデザインのものまで、豊富なカラーバリエーションが揃っています。
焼き色調整や解凍、ベーグルモードなど、様々な機能が搭載され、好みの焼き加減なども調整可能。冷蔵庫や電気ケトルなども同じスタイルを採用していますので、家電をスメッグで揃えるとより素敵なインテリアを作ることができそうです。
サイズ:198 x 310(ボールレバーを含む325)x 195 mm
HOMESWAN ポップアップトースター
調理中も熱くなりにくく、マットな質感のプラスチックボディが魅力のHOMESWANのポップアップトースター。焼き色ダイヤル、キャンセルボタンが付くシンプルな設計で誰でも使いやすく、ふっくらと焼き上げることが特徴のトースターです。
5~8枚切り食パン対応しており、少し厚めのものも焼きあげることが可能。こちらの他、光沢のある色合いでキッチンをスタイリッシュにするレッドのバリエーションもラインナップされています。
サイズ:高さ/約17cm, 幅/約15.5cm, 奥行/約27cm
以上になります。いかがでしたでしょうか。機能性の優れたトースターでおいしいパンを食べるのが一番ですが、それ以外にもレトロでデザインの良い製品で、キッチンも美しくインテリアも意識して選びたいですね。参考にしていただけたらと思います。