鉛筆削りは鉛筆の先端を尖らせて、文字などを書きやすくするための文房具です。鉛筆削りがなかった時代にはナイフで削っていたことがあり、それを考えるとハンドルを回したり、先端を差し込むだけできれいに尖らせることができる、かなり便利なアイテムだと思います。
近年ではデザインに凝ったものもリリースされ、おしゃれなものも多くなっており、どれを選べばよいのか迷うこともあると思いますが、ここでは特にスタイリッシュなレトロ感のある鉛筆削りを紹介していきたいと思います。
鉛筆削りの種類
鉛筆削りは手動と電動の2種類があり、まずはそれぞれの特徴を見ていきたいと思います。
デザイン豊富な手動タイプ
手動は最も一般的で、削るのに力を必要とする古くからある方式の鉛筆削りです。ハンドルを回して削る回転式鉛筆削りと、持ち運び自由な鉛筆を回して削るポケット式の2つの種類があり、どちらも構造がシンプルで壊れにくく、木材や金属など、様々な素材で作られておりデザインも豊富。レトロな鉛筆削りも手動式に多いです。
電動タイプ
電力を利用して、鉛筆を入れるだけで自動で削ることができるのが電動式。乾電池で動くバッテリー式やAC電源を必要とする2種類があり、どちらも手で削るよりも楽で、時間の短縮にもなり便利なタイプの鉛筆削りです。芯の太さ調整機能や自動停止機能などが付属するものもあり、機能性が高いことも特徴ですが、デザイン性に優れたものは少なくなっています。
鉛筆削りの選び方
鉛筆の種類に対応しているか
鉛筆にはサイズがあり、その大きさに鉛筆削りが対応しているかは重要です。通常サイズの鉛筆は直径6〜8mmになり、ほとんどの鉛筆削りはこちらには対応しており、その他、太い鉛筆では直径10〜12mm、色鉛筆でもサイズに違いがありますので、自分が主に使っている鉛筆のサイズは確認し、鉛筆削りがその大きさに対応しているのかを確認しましょう。
鉛筆削りのサイズは持ち運びやインテリアを考えて
鉛筆削りのサイズはペンケースに入る携帯型と据え置き型で大きく分かれますが、据え置き型の中でも大きさに違いがあり、注意したいのがデスク周り合わせることで、あまりにも大きなものを選んでしまうと存在感が大きくなりすぎてしまいます。インテリアを考えて、デスク周りにも気を付けたい場合は小さめのものを選ぶのが無難です。
芯の調整
鉛筆の描き心地を大きく左右するのが芯の太さや細さで、芯が太ければ濃く太い線、細ければ薄く繊細な線で描くことができ、通常の筆記ならばあまりこだわる必要はないかもしれませんが、デッサンや細かい文字を書くときには先を細く削れる鉛筆削りがが必要です。
手動の場合は鉛筆を削る角度や深さを調整することで、芯の太さや長さを調整することができますが、電動の場合は芯を調整できるものが多くラインナップされています。
安全に使える配慮はされているか
鉛筆削りは切れ味するどい刃物を持つアイテムですが、刃は内部にあるために安全だと考えられるかもしれません。しかし、子供が使う場合は固定レバーによって手を挟んだり、ものによっては鉛筆削り器に鉛筆を差し込んで削ろうとすると、刃が直接指に触れてしまう可能性など、危険な部分もあります。カバーが外れていると動かない設計や、指が挟まりにくい構造のものなど、安全に配慮されているかもチェックしたい所です。
以上になりますが、ここからは実際にレトロでおしゃれな鉛筆削りを紹介していきたいと思います。
deli VB165 手動鉛筆削り
スピーカー風レトロなデザインがかわいらしい手動鉛筆削り「VB165」。鉛筆は直径6.9~8mmまで、形状は円形、三角形、六角形と幅広く対応し、色鉛筆でも黒鉛筆でも削ることができます。また、芯の太さを5段階に調節が可能。
中国最大の文具メーカー「deli」らしい機能性も備えた鉛筆削りになっており、かわいらしくコンパクトなデザインは、リビングでも子供部屋でも良いインテリアになりそうですね。
サイズ:縦110mm×横60mm×奥行き118mm
X-ACTO Ranger55
アメリカ生まれの老舗カッターナイフブランド「X-ACTO」の鉛筆削り「Ranger55」。アメリカ本国では広く愛用されている鉛筆削りで、飛行機のエンジンをモチーフにされており、男性に好まれそうな重厚感のある金属製ボディがかっこいいデザインの鉛筆削りです。
X-ACTOはプロのアーティスとなどからも支持されているアートナイフや、クラフトナイフをリリースされていますが、X-ACTOを支持されている方には是非使いたい鉛筆削りではないでしょうか。
オリジナルはBOSTON社のもので、ブランド吸収により現在はX-ACTOブランドとして販売されています。
サイズ:H121mm×W114mm×D76mm
カール事務器 ハイストロング CS-108
カール事務機株式会社には多くの鉛筆削りのシリーズがあり、どれも評価が高く、中でもこちらの「ハイストロング CS-108」はもっともシンプルなデザインで、レトロ感の強いモデルです。
初期の製品だと思われますが、大きく安定感があり通常の約2倍のクズ箱、強度と耐久性に優れた金属製ハンドルを持ち、カール事務機のロングセラーアイテムの一つ。人気で信頼感のある鉛筆削りです。
サイズ:W81×L145×H154.5mm
KIKKERLAND(キッカーランド) Camera Pencil Sharpener カメラペンシルシャープナー
クラシックな二眼レフカメラをモチーフにしたキッカーランドの鉛筆削り「カメラペンシルシャープナー」。キッカーランドらしいユーモアがたっぷりなアイテムとなっており、プレゼントにもぴったりなアイテムです。ノスタルジックを感じるレトロなカメラデザインは、使わない時も置いておくだけで良いインテリアになること間違いなし。
芯の調整も最大・最小に設定することができる機能性も備えているようです。
サイズ:W7×D11.5×H10cm
三菱鉛筆 鉛筆削り KH-20
長年多くの人々に愛されてきた三菱鉛筆の定番鉛筆削り「KH-20」。コンパクトな設計ながら、安定感があり使い仕様。艶のあるボディがシックでありながら、丸みのある形状がノスタルジックな雰囲気を感じさせてくれる優れたデザインです。
ノック式の芯調節機能を搭載しており、ワンノックで簡単にお好みの削り方に調整可能。本体はABS樹脂ボディの軽量タイプで、デスクを傷つけにくい作りとなっていますが、さらに固定用クランプも搭載されているとのことです。
サイズ:縦135mm×横86mm×厚さ131mm
以上になります。いかがでしたでしょうか。レトロでおしゃれな鉛筆削りで、デスク周りもスタイリッシュに飾れるのも良いのではないでしょうか。参考にしていただければと思います。